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友人の画家、河原康佑君がニューヨークへ旅立った。
京都を離れる間際、彼は自室を展覧会場にして作品を見せてくれた。
毎日こつこつ描き溜められた数千の絵。
その中から、気に入ったのを選んでもらえますか?と彼は言った。
選んでもらった絵を並べてみると、自分の絵と言うより、選んだ人の感性を見ている感じがすると言う。
「展覧会の前なんかに自分の絵を選択していると、偶発的に出た“新しい自分”は結局弾いてしまうんですよ。」
「弟は絵は描かないんですが、何かセンスがあって、そのセレクションにはハッとさせられるんです。」
以下は後で彼から来たメール。
「今日はありがとうございました!絵があって、それを見て選んだ人の感性があって、その人の感性に触れた人の感性があって、描いてる人も見ている人も見ている人の感性を見ている人も差異はないのかな、と思いました。絵を描くことは特別なことではなくて、数ある役割のなかの一つなのかな、と。それよりもそれぞれの人の感性の触れ合いこそが、大切なことの様な気がしました。また沢山絵の話しましょう。楽しかったです。ではまた週末に!」
結局「週末」には会えず仕舞いでちゃんと見送ることも出来なかったが、無事に着いたかな?
ブロードウェイの巨乳ダンサーには会った?
また新たな刺激を仕入れといてくれ。
俺も負けずに京都で、爪ならぬペインティングナイフを研いでるよ。

あまり関係無いけど、ニューヨリカン(ニューヨークのプエルトリコ人)で強盗で俳優で戯曲家で“ラッパーの祖”ミゲル・ピニェロの伝記映画『ピニェロ』の予告編。
ベンジャミン・ブラット、格好良過ぎる…
でも河原君、ヤク中にはならないように。



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犬はあまり目が見えないというのは嘘である。
我が家のティンクは間違い無く見ている。
野球中継を。
阪神―巨人を。
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そして吠え立てるのだ、このセンターからのアングルに。

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これには無反応。

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これにも無反応。

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これにさえ無反応。

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しかしこれには俄然怒り出す。

満塁でもランナー無しでも変わらない。
阪神戦でも楽天戦でもマリナーズ戦でも変わらない。
つまり歓声に、音の大小に反応しているわけではない。

バックスクリーンカメラの映像に切り替わる度、真っ直ぐブラウン管に向け、目ん玉引ん剥き怒り狂うチワワのティンク。
お前は何に怒っている?
俺と一緒か?
虎の勝負弱さにか?

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無事、個展が終わりました。
本当に沢山の方に来場頂きました。本当に有難う御座いました。
絵自体への御意見の他、個展をやる際の心構え、今後の発表の指針等、様々勉強になりました。以下に学習したことを列挙したく思います。
①下の写真の通り、風景も裸婦も愛犬も並べたし、油も水彩も墨も鉛筆も使った。これに対し、イメージをもっと収斂させた方が良いとの声を複数頂いた。我思うに、全体がまとまって見えなかったのは、それぞれの絵にバラバラの意識で掛かったからではなく、各画題各画材において、まだまだ私の掘り下げが進んでいないからだと思う。「自分にとって切実なモチーフ」を「説明ではない説得力」を以って描こうとした点で、どれも変わりなく取り組んだはずだから。むしろますます色んな画材を使って、ますます色んな人・物・情景・ドラマを描き、拡散したその星星が一人の作家の星座を結ぶような境地を目指して行きたい。
②ドアを入って、絵には目もくれず、茶菓子を取りに来る近所のオバサンに気を付けろ。
③ドアを入って、絵には目もくれず、暖を取りに来る住所不定のオジサンに気を付けろ。
④しかし最も注意すべきは身内であった。裸婦クロッキーの前で「真也の絵はよー分からん」と連発し、営業妨害する家の祖父にこそ気を付けろ。

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心中の或るヴィジョンをキャンバス上に引っ張り出そうと、或る画材を手にして描き倒す。
或る時遂に、ヴィジョンが絵具のか黒鉛のか白墨のか何某かの衣を纏い、可視のものとなって画面に立ち現れる。
やった!方法論を確立した!
そうなるともう早くそこから離れねば!
後はルーティーンになって惰性になって、当初創造そのものであった同じ行為が、今度は創造性を食い潰す。
何たるパラドックス!何という切なさ!
それでも自分で書いた教科書を読み返すより、新しいページを書き出したい。
しんどくとも、また一から始めよう。次なるヴィジョンと向き合い、まっさらなパレットを握り締めて。

絵を描く行為は、永遠の積木崩しだ。
しかしカミュは言った。『頂上を目掛ける闘争ただそれだけで、人間の心を満たすのに充分足りるのだ。今や、シーシュポスは幸福なのだと想わねばならぬ。』
俺も英雄的に石を積み上げるぞ!

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筆ペンによるクロッキー。筆圧が強過ぎて、5枚くらいでペンが駄目になりました…


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