『Sing Forever』、『アイシテル』と新曲を連発する平井堅、堅ファンがイマイチ付いて行けずも『Killing me softly with his song』の合唱、「優しく殺されたか~?」という堅さんの呼び掛け等、色々素晴らしかったが、僕にとってのハイライトはライヴ冒頭だった。 ラウル・ミドンの独奏。 バンドが加わる前、アコギ一本でマイクの前に立った彼は、渋く且つ煌びやかな歌声、歯切れ良い或いは優しい弦声を響かせ、更に口をすぼませてトランペットみたいな音色を出し、細かい音符を指先とユニゾン。 他の楽器が鳴らない分、ラウルその人を思い切り堪能した。