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2019/12/02 (Mon) あまりに葱坊主
2019/10/08 (Tue) 本日より会期後半

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今年の正月は遠出もせず、実家でのんびり過ごしました。
特筆すべきことも無かったですが、一応大晦日と元旦を振り返ると、

ただいま
がお出迎え
犬と遊ぶ
妹とカフェに行く
妹のコーヒーを急かす
紅白のAKBの出番に間に合う
桑田復帰おめでとう
明けましておめでとう
妹とカラオケする
『ヘビーローテーション』を歌う
寝る
起きる
犬の散歩
AKBの特番を見る
元旦の昼なのに、出来るだけ多くのメンバーを透明のボックスに詰めるという、実に日本的に変態的なコーナーがあり、不覚にも釘付けになる
箱の中で痛そうなともちんと隣の父母に心中で懺悔

後は、クリスマスにWOWOWで放送されたスティングのライヴの録画をずっと見ていた。
2009年のアルバム『ウィンターズナイト』の完成を記念して行われたものだが、スティング曰く「静かで暗く神秘的で、想像力や霊感を与えてくれる季節」である冬をテーマに、民謡や聖歌やクラシックの楽曲や自分の作品が集められ、新たな柔らかな命を吹き込まれ、丁寧に優しく綴られる。
会場は彼の生まれ故郷イギリス・ニューキャッスル近郊にあるダラム大聖堂で、1093年創建、ノルマン様式の傑作とされる。
ハープ、マンドリン、メロディオン、ノーザンブリアンパイプ等の多種の楽器、オーケストラ、コーラス、総勢45名の音楽家と共に作られた音と絵は静謐だが暖かで、深深と雪降る闇夜、黄金に光る暖炉に当たるような心持ちだ。
大阪生まれ大阪育ちで、そんなシチュエーションは経験したこと無いが。

近年のスティングは、クラシックのレーベルであるグラモフォンからのリリースを続けている。
2006年には、400年前のジョン・ダウランドの歌曲をリュート一本の伴奏で歌い上げた『ラビリンス』、昨年はポリス時代も含めた自作曲を管弦楽団による新解釈と共に再録した『シンフォニシティ』を発表。
僕はこの三枚が大好きだ。
時も場所も超えて様々な音楽を探索し、完全に咀嚼し、借り物でない自分の音色として発せられた一曲一曲は、何度聴いても飽きることが無い。
芳醇とはこのことだ。
今のスティングの風貌は、ミュージシャンと言うより大学者のそれだ。

『ウィンターズナイト』を出した頃、スティングが雑誌のインタビューに答えていたのを思い出す。
バンドでデビューして以降、絶えず変化を遂げて来た音楽家に対し、「次のポップスアルバムはいつ作るのですか?」と記者が間の抜けた質問をするが、スティングは冷静に語る。
「最近は翻訳家としての仕事に興味がある。」
「ものを作る時には、今これを作れという声が聞こえて来る。ただその声に従って作って来たし、これからもそうするだろう。」
名作は斯様にして生まれるのだろう。

見つめていたいSTING


詰めていたいAKB



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