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33になって、人生の折り返し点に居るのだなと感じる。
数字のことではない。

昨年、相次いで愛犬と祖父を失った。
当たり前だが、彼等は永久に僕の心の中で生き、しかし永久に僕の目の前に現れない。

あの頃、明日は必ず今日より多くのものが手に入ると思っていた。
勿論、そういう野心と言うか向上心を無くしたわけじゃない。
しかし明日、今日まで当然に在ると思っていた物凄く大事なものが、ふっと消えてしまうかもしれない。
そんな不安と言うか現実と隣り合わせに生きること、それが33歳ということだ。

あの頃、友人に「山本君って執着が無いよね」と言われた。
新しい環境に直ぐ馴染む方だから、今在る周囲に固執することがないという文脈だったと思う。
僕は自分の機動力を褒められたと、単純に喜ぶ二十代だった。
そして大切に育んでいたはずの愛や夢を簡単に放り捨てた。

未知の場所に歩を踏み入れるのを躊躇するようになったわけじゃない。
しかし、今踏み締めているこの足場、この日常も永遠なんかじゃない。
全ての日常は、非日常の、非日常的な奇跡の連続だと言えるかもしれない。
僕等は何故こんな大事なことを簡単に忘れるのだろう。

生きよう。
僕等を包む空気を、匂いを、音を、全てを、
貴方と居られるこの時を、
貴方を描けるこの時を、
この一瞬一瞬を抱き締めて。
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