
手子摺れば、その分絵は重みを増す。
スッと行けば、軽やかに仕上がる。
今の僕の段階では、描き始めどちらに転ぶか分からない。
しかし手子摺って乗り切った力作も、スッと行ってバシッと決まった快作も、同じだけ愛おしい。
ただ言えるのは、一太刀で斬ってしまうような芸当は刀を振るって振るって振るい捲らないと出て来ないものだし、どれだけ重層的であっても一筆一筆に籠っていてこそ迷いの大塊に堕さずにいられるということだ。
そんな思いで今回の個展、ドローイングもタブローも並べた。
特にドローイングに関して制作中、
ガブリエルバンサンの絵本やスケッチ集に勇気付けられた。
いつか彼女のような侍になりたい。
以下、ガブリエルバンサンの作品群





多数の御来場有り難う御座いました。先月の私の個展の様子。





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