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2020/06/09 (Tue) 髪うねる
2020/06/04 (Thu) 『船団』第125号

青春ピカソ

句友の加納裕さんに誘われたので、僕もBookCoverChallengeというのをやってみる。

『青春ピカソ』岡本太郎著(新潮文庫)

すでに爆発している奴が「芸術は爆発だ」などとわざわざ言わないだろう。国内では前衛芸術家の典型のように言われる岡本太郎だが、この本を読むと、どうしたって「生真面目な日本人」だったことがよく分かる。あいつのように、ピカソのように…スペイン人のような根っからの楽天性とか大らかさは、俺たちにはない。だからこそ太郎は、日本の中の「ラテン的なもの」を必死に探し、縄文土器に行き着いたんだと思う。
僕は絵を描いたり文章を書いたりしているが、どちらにおいても右脳と左脳のせめぎ合いが楽しい。また、絵と俳句では左右の配合の異なるところが、両方をやる意義である。岡本太郎著『青春ピカソ』は、油絵を描くニッポン人の僕が自分の立ち位置を思う上で、切なくも示唆に富んだ一冊だ。


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