俳誌『船団』の第123号が発行されました。
今回も表紙絵・カット共に抽象画ですが、特集が「俳句とリズム」ということで、スナップを利かせて描きました。
最近僕の中で、具象と抽象がかなり接近しています。
質感と色彩で表現する。それらが特定の意味を結ぶ折は具象、結ばなければ抽象となるが、絵の根幹とするものは変わらない。ものとして強いかどうか、それが第一。
本の中身ですが、盟友・植田かつじの連作30句が巻頭。題は「人妻」
「301」がお世話になっている象の森書房の松山たかしさんによる「あらるげ物語」は、稔典・たかしらの学生時代がモチーフとなっていて、その青春群像と句群は妬ましいほど鮮やか。90年代にビートルズやニューシネマや大江健三郎を知った僕にとって、60年代は永遠に眩しい。
お求めは、書店にて「地方・小出版流通センター扱いの南方社の船団」と告げて下さい。
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