FC2ブログ


Recent entries
2020/06/09 (Tue) 髪うねる
2020/06/04 (Thu) 『船団』第125号

北北西に進路を取れ

「山本真也のキネマ句報(仮)」17本目

『北北西に進路を取れ』(1959)
監督/アルフレッド・ヒッチコック
出演/ケーリー・グラント、エヴァ・マリー・セイント、ジェームズ・メイソン、レオ・G・キャロル

ヒッチコックやグラントでなく、ソール・バスについて。1954年のオットー・プレミンジャー監督作『カルメン』を皮切りに、『七年目の浮気』『悲しみよこんにちは』『めまい』等のタイトルシークエンスを手掛け、今作では動的なタイポグラフィーを導入、この分野の開拓者とされる。他に『サイコ』『オーシャンと十一人の仲間』『カジノ』等。またCM、企業広告、プロダクトデザイン、絵本と仕事は多岐に渡り、KOSÉやJOMOのロゴもこの人。
僕にとっては、絵画と映画を跨いで仕事をしたことも特別だし、彼の温度があって且つ垢抜けたセンスにメロメロである。今見ても全然古くないのは、逆説的だけれど、前の時代ならではの手仕事感があるからだと思う。ロートレックやウィーン分離派のポスターと同じように。
手仕事には自ずから人間味や個性が出る。洗練に寄った現在、そういうものの大事さは増している。洗練と手仕事感のバランスを恐れる必要はない。ものづくりはどんな分野でも、やればやるほど洗練されて来る。それでも、直しても直しても直らない癖がある、それが個性だ。下手くそな奴こそものをつくるべきだ。不器用な僕はそう開き直って、絵を描いている。

鉛筆がぼきぼき折れる春である

(今年は、301のホームページをスタートさせます。多ジャンルを横断するコンテンツを発信して行きますが、そのうちの1コーナーを先行公開。僕、山本真也の担当する「キネマ句報(仮)」は、毎週一本の映画を取り上げ、コラムとそれにまつわる一句という形で展開します。お楽しみ下さい。※コーナー名を「キネマ句報」と「cunema」で迷っております。)

スポンサーサイト





















管理者にだけ表示を許可する


| HOME |


Design by mi104c.
Copyright © 2020 VOICELESS CONVERSATIONS / SHINYA YAMAMOTO'S BLOG, All rights reserved.