ボンジョヴィを聴いていると筆が縦に、
スティーヴィーワンダーを聴いていると筆が横に揺れてしまう。
では絵を描く際のBGMはと言うと、フラメンコがぴったり来る。
あまりに切なく熱い旋律。手と手は弾け、足は地を蹴り、指先はギターのボディーを打つ。
視聴不可の体内の激情は、弦を掻き鳴らす右手によって音へと変わり、筆を振り下ろす右手によって色へと変わる。
“私と彼は今、同じ仕事をしている。つまりはリビドーの翻訳家なのだ。”
―そう感じる時、腕には音楽家の分の情熱と知性も加わり、絵を独力以上の高みへ導いてくれる。
しかし以前、黒人の男性モデルがヒップホップを掛けながらポーズを取っていた時、リズムに合わせ大胸筋を上下させたのには辟易した。
vicente amigo/tres notas para decir te quiero
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