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2008/03/11 (Tue) 我が筋トレの師

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黄色い肌を描く
描いているとお腹が減る
おにぎりを食べる
やる気が湧く

赤い唇を描く
またお腹が減る
サンドイッチを食べる
再びやる気が湧く

やる気だけ先走って名作は生まれない
徒労感に満ち満ちる
肩も凝った
デトックスサウナに行く

汗と共に悪いものが分泌される
タオルに黄や赤の染みが出来る
カドミウムイエローとカドミウムレッドだ
描いた手でものを食べてはいけない

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何かモチーフを前に描いていると、知らず識らずの内にその形や色を写し取るのに躍起になる。
或いは頭の中の理論が気付けば手をコントロールし、光源と逆の面を暗く染めては立体感を醸し、稜線を濃く印しては絵を締める。
そういったことは画面の説得力を増すのに間違いなく必要だけれども、言い換えれば既存の戦法であり、新規のものは生み出さない。
創造の原動力になるのは、個個人が独自に持つ感情だと思う。
こう線を引きたいとか、この色を使いたいとかいう。
そうして“予め完成が想像される”のでないもの、新しい何かが誕生する。

私は行き詰るといつも、ゴッホの画集を開く。
ゴッホはそんなに“上手く”ない、でも最高だ。
それは、ゴッホが感情に従ったアーティストだったからだ。

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小学生時代の私

バース掛布岡田に夢中
山本真也という名前故、少年野球で補欠なのに渾名は監督
大人の顔色ばかり窺う
眉毛濃く、でこ広い
ロン毛おかっぱ
女の子に奥手
スカート捲りはしたことがない
絵のコンクールで賞を取る
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今の私

ウィリアムス藤川久保田に夢中
彼女の顔色ばかり窺う
眉毛濃く、髪薄い
ロン毛パーマ
女にモテない
絵のコンクールで賞を取れない

子供の頃に刷り込まれたものは大人になって発現する、というのは真実のようです。
賞の結果以外。

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今回は番外編。先週の合同展に出した油の自画像をアップします。

展覧会場では恥ずかしかったことが二つ。
一つは、うちの父母・うちの祖父祖母の2ペアが、共に自画像を挟んでの記念撮影を行った際。
もう一つは、芳名録を前に受付していると、入場時は会釈の交換程度の見知らぬお客さんが帰り際に大概、「あぁ〜自画像の?(左手の親指と人差し指を直角に開く)」と、微笑と言うか苦笑を残して去ったこと。

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「画材に身を任せる」
先輩の画家、小島祐一さんの言葉です。

技術を持っていればいるほど、その画材の特徴などお構いなしに、捻じ伏せるように描きがちだ。
そうでなくて、画材の利点また不利な点も含め、これを使って目前のモチーフの何が表現出来るか、そんな自問自答の中からこそ、地に足の着いた個性が生まれる。
僕は上の言葉をそう解釈しています。

幸か不幸か、僕は不器用な絵描きだ。
描き始めた頃はそのことがコンプレックスであったけれど、今はだからこそ、画材の声を聴き、モチーフに耳を澄ませて、自分の言葉を発する。それで良いと思える。


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