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デヴィッド・ボウイの死は衝撃的だった。死んだこと自体もだが、その死に様が。
周知の通り、ボウイはミュージカルフォークロックソウルアンビエントディスコドラムンベース等、様々に音楽性を変化させ、伴ってヴィジュアルも変化させ、幾つものペルソナを作り出し、役者もやる、絵も描く、債券も発行する、その影響は一音楽家の枠を超え、この半世紀における文化的巨人であった。
流石のボウイも心臓の病に臥せった2004年以降は新作の発表が無く、半ば引退したかに思われていたが、2013年に復帰作『THE NEXT DAY』をリリース。これまでの集大成的内容であり、且つ新たな試みも鏤められた、実に豊かな作品だった。しかし直後、癌の宣告を受ける。
死を悟って挑んだラストアルバムが、展覧会のタイトルにもなっている『BLACKSTAR』だ。ここに来てボウイはまたも"change"を敢行。ダニー・マッキャスリン等、ジャズの新局面を探求するミュージシャン達と共作し、往年をも凌ぐ大胆な転身を見せ、そして発売の翌々日に逝った。「こっちを見上げてみな、俺は天国にいる」と歌い、PVでは痩せ細り血管の露になった手をアップにする等、自己のヴィジュアルも芸術の一部として来たボウイは、ここで死相すらアイコンにした感がある。
全く、こんな死に方が出来るものか。
僕は『BLACKSTAR』を主題に展覧会をやろうと思った。

山本真也個展『UNDER THE BLACKSTAR』
【会期】2016年7月19日(火)〜7月31日(日)※25日(月)休廊
【時間】12時~19時 ※最終日〜17時
【クロージングパーティー】7月30日(土)18時〜21時 ※参加費500円
【会場】ギャラリー知
【会場電話番号】075−585−4160
【会場住所】〒604−0995 京都市中京区寺町通丸太町東南角下御霊前町633青山ビル1F
【最寄り駅】京阪電車神宮丸太町駅より徒歩5分、地下鉄烏丸線丸太町駅より徒歩7分、地下鉄東西線市役所前駅より徒歩7分
【会場URL】http://gallery-tomo.com
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シンガーZAZの身体には音楽が入り込んでいる。
毛細血管の端の端に至るまで音楽が入り込んでいる。
だから彼女が発する全ての音符、音符にならない倚音や喋る声、声にならない吐息にまで音楽が宿っている。

実は絵画より音楽が好きな僕は、常にそれを思う。
線の一本一本、タッチの一つ一つに音楽を。


Paris sera toujours Paris/ZAZ




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偉大な画家がくれるものは、勇気だ。
チェコの作家Ludvík Kubaの絵をなぞりながら。
及び、恩師三谷祐幸の回顧展を思い返して。



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三十七になった。
お前は三十五か、六やったか。
ここんとこたまに会ってやる互いの近況報告を一言で纏めると、“焦り”やな。
しかしこんな五月の風に吹かれてたら、どうでもええな、そんなもんは、やっぱり。
気負いや焦りが原動力になることもあるけど、他人の目で自分の人生眺めても仕方無い。
少なくとも俺等、自分の目だけは持ってる。
真っ直ぐスコンと抜ける道が見えるような視力のもんではないけど。
ここの土蹴り上げて、あそこの木と木の間擦り抜けて行ったらええんかなっていう予感程度のもんやけど。
でもそれをパッチリ見開いて、次の近況報告は“開き直り”と行こう。
俺達に焦ってる暇なんか無い。



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言葉など無くても、分かる人は分かっているし、伝わることは伝わっている。
言葉を幾ら尽くしても、分からない人には分からない、伝わらないものは伝わらない。
そんな風に感じる。
それじゃあ僕は、何を今更、絵や文章に託しているのだろう。
どれだけ大事と分かり切っているような記憶や思いも、人間の性質として、時と共に薄れたり、日常の中でふと忘れてしまったりする。
ではせめて、その影絵だけでも残そうと、僅かばかりの抵抗をしているのか。
或いは、そんな壁は乗り越えられないと達観している様で居ながら、やはり諦め切れず、形を変えては、届かない何かを何とか向こう側へ響かせようとしているのか。
いずれにせよ、僕は実に子供っぽい情熱に動かされているようだ。
でも、それで良い。
毎日訳知り顔で澄ましている分、画布の前くらいは馬鹿で良い。
幻想と理想に殉じる馬鹿で良い。




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